オリーブは最大７ｍ位になる高木ですが、一般家庭で育てるのは１ｍから２ｍ位のガーデニング用の幼木です。葉の表面は暗緑色、裏は銀白色で肉厚な葉は大変美しく、大鉢に植えて玄関先の飾るのもオススメです。
植え付け時期は3月と12月で、苗を選ぶときは接ぎ木苗か挿し木苗かを確認し、病気に強く生育も旺盛な接ぎ木苗を選ぶようにしましょう。
日当たりが悪いと枝が細くなってしまうので、日当たりと水はけのよい場所で育てます。
根は過湿に弱く、水遣りは土の表面が乾いてから与え、どちらかというと乾燥気味に育てましょう。
しかし真夏に完全に乾かしてしまうと成長が止まってしまいますので注意します。
肥料は3〜4月と9〜10月に月1回ほど与え、酸性をきらうので土に石灰を混ぜておくようにしましょう。
伸びすぎた枝や細くて弱々しい枝は根元から切り落とします。
風通しが良くなるように混み合っている部分も剪定しましょう。
幼苗の時期は切り戻しを行う必要はありませんが、大きくなると強風が原因で枝が折れたり傷んだりしやすいので、支柱を立ててあげるようにします。
6月頃小さな白い花がたくさん咲いてその後に実ができますが、苗木から育てた場合は４〜５年かかるそうです。
耐寒温度は−2〜3℃で、 ある程度冬の寒さにきちんと当てないと花芽ができないので、霜がおりない所では外で管理しましょう。
平和のシンボルとされるオリーブは、完熟した果実をオリーブオイルの原料にしたり、未熟な果実を塩づけや酢漬けなど、ピクルスに利用します。 |
